モロッコで最もよく知られているお祭りはイスラム教の祝日ですが、その中心にあるのは食事、家族、地域のつながり。モロッコの人々のおもてなしの心のおかげで、旅行者も気軽にお祝いの雰囲気にふれることができます。宗教的な祝日のほかにも、この国の古い伝統を知ることができる文化的なお祭りがあります。
宗教的な祝日
イスラム教の祝日は太陰暦に従うため、毎年およそ11日ずつ日付が早まります。旅行を予約する前に、その年の日程を確認しましょう。
ラマダン
聖なる月ラマダンの間、イスラム教徒は日の出から日没まで断食をします。日中は街が静かになり、昼に閉まるレストランもあります。旅行者が断食をする必要はありませんが、日中に人前で飲食や喫煙をするのは失礼とされます。夜はお祭りのような雰囲気になり、断食明けの食事「イフタール」を地元の人と囲む体験は格別です。
イード・アル=フィトル
ラマダン明けを祝う祝日で、家族や親戚を訪ねてごちそうを楽しみます。多くのお店や会社がお休みになります。
イード・アル=アドハー(犠牲祭)
アブラハム(イブラーヒーム)が息子を神に捧げようとしたことを記念する祝日です。各家庭で羊やヤギを捧げ、数日間家族でごちそうを囲みます。多くのお店やレストランが閉まり、帰省する人で交通機関がとても混雑します。
マウリド(預言者生誕祭)
預言者ムハンマドの誕生を祝う国の祝日です。モスクが飾り付けられ、周辺には軽食や手工芸品の屋台が並びます。
文化的なお祭り
イェナイェル(アマジグの新年・1月)
アマジグ(ベルベル人)の新年で、農業暦の始まりを告げる祝日です。アトラス山脈などアマジグの人々が多く暮らす地域で、特に盛大に祝われます。
アーモンドの花祭り(タフラウト・2月)
アンチアトラスの町タフラウト周辺でアーモンドの花が咲く季節に開かれるお祭りです。音楽、アマジグのおもてなし、アーモンドを使った料理が楽しめます。
国際遊牧民フェスティバル(ムハミド・エル・ギズラン)
サハラ砂漠の入口、ドラア渓谷で開かれる野外フェスティバル。音楽、ダンス、講演、料理を通して遊牧民の文化を祝います。
フェス世界聖楽祭(春)
世界各地のアーティストが、フェスのメディナにある歴史的な会場で宗教音楽や伝統音楽を披露します。
お祭りの時期に旅行するなら
お祭りの時期はモロッコの暮らしを体感できる絶好の機会ですが、一部のサービスが限られることもあります。祝日に合わせてプライベートツアーの旅程を調整したり、お祭りへの参加をお手伝いしたりすることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
