アフリカというと、砂漠が多く乾燥していて、一年中暑いイメージがある方もいるのではないでしょうか?アフリカ大陸の北西端にあるモロッコには四季があり、エリアによって気候が大きく異なります。
今回は、モロッコ旅行を考えている方向けに、モロッコの気候やエリアごとのベストシーズンを紹介します。
モロッコの気候
モロッコの南西部から北東にかけて、アトラス山脈と呼ばれる山脈が走っています。モロッコの気候は、このアトラス山脈を挟んで北と南で大きく変わります。
アトラス山脈以北は、地中海性気候や西岸海洋性気候が広がり、一年中温暖で過ごしやすい気候が続きます。晴れていて明るい日が多く、特に5~9月はほとんど雨が降りません。
アトラス山脈以南は、砂漠気候と呼ばれます。一年を通してほとんど雨が降らず、非常に乾燥しているため、草木がほとんど育ちません。気温も非常に高く、6~8月の日中は50度を超えることもあります。昼と夜の寒暖差が激しいのも特徴です。暑い日でも夜は冷え込みます。
アトラス山脈より北にある地中海性気候の都市フェズと、砂漠気候でサハラ砂漠の入口にあるメルズーガ、そして東京の気温と降水量は、下記のようになっています。
モロッコの四季
モロッコは一年中ずっと暑いわけではなく、日本と同じように四季があります。2度、3度と訪れて、季節ごとに変わる自然を楽しむのもいいですね。
春(3~5月) | 一年のうちで最も過ごしやすい季節です。果物の花やモロッコの国花であるバラの花などが見頃です。 |
夏(6~8月) | 非常に暑く、乾燥している時期です。日本と比べて雨が少なく、日差しもかなり強いです。 |
秋(9~11月) | まだまだ暑さが残る季節ですが、10月頃からは暑さが落ち着き、過ごしやすくなります。 |
冬(12~2月) | 昼間はそこまで寒くならず20度まで上がることもありますが、朝晩は冷え込みます。 |
モロッコ旅行のベストシーズンは?エリアごとに紹介
モロッコはいつ来ても楽しめる国。春や秋は暖かく過ごしやすい気候ですので、特におすすめです。雨が多いのは12月から3月ですが、そもそも日本と比べてかなり降水量が少ないのが特徴です。
夏休みの7~8月はバカンスシーズンで、観光客が特に多いでしょう。この時期はホテルやレストランの予約が取りにくいため、早いうちに準備しておくことをおすすめします。
なお、イスラム教国のモロッコでは、日の出から日没まで断食するラマダンや、家族で集まり神に牛や羊を捧げる犠牲祭が行なわれます。この時期は多くの飲食店が閉まります。モロッコのグルメを思う存分楽しみたい方は、ラマダンや犠牲祭の時期を避けた方がよいでしょう。
モロッコは地域によって気候が異なります。ここからは、エリア別に旅行におすすめのシーズンを紹介していきます。
マラケシュ
モロッコ中央部に位置するマラケシュの夏はかなり暑く、40度近くになることもあります。春や秋の日の気温は20~30度ほどで過ごしやすく、フナ広場やメディナ(旧市街)を歩いてまわるのにおすすめです。
フェズ
フェズ旧市街は迷路のような細い道が多く、車が通れないため、移動は基本的に徒歩になります。夏は40度近くになることもあり、暑くて長時間歩き回るのは大変かもしれません。ちょうど良い暖かさの春や秋がおすすめです。
シャウエン
「青の街」として知られるフォトジェニックな街、シャウエン。マラケシュやフェズと同じく、暑すぎず寒すぎず、降水量も少ない春や秋に行くのがおすすめです。
カサブランカ
大西洋に面したモロッコ最大の都市カサブランカは、年中晴れの日が多くて暖かく、春夏秋冬いつ訪れても快適に過ごせます。マラケシュやフェズと比べると、夏も気温が高くなりすぎないのが特徴です。
サハラ砂漠
灼熱のサハラ砂漠は、いつ来ても過酷で危険な環境ですが、春や秋は夏と比べるとまだ過ごしやすいでしょう。夏の一番暑い時期に訪れて砂漠を満喫するというのも、思い出に残る旅となるかもしれません。体調には十分注意して楽しみましょう。
まとめ:Morocco Travel Destinationsが魅力いっぱいのモロッコ旅をご提案します
モロッコの気候やベストシーズンを紹介しました。季節やエリアによってさまざまに表情を変えるモロッコは、何度訪れても楽しめる国。あなたもその魅力に酔いしれてみませんか。
わたしたちMorocco Travel Destinationは、モロッコのオリジナルツアーをご提案しています。大手旅行会社のツアーと比べて、行きたい場所ややりたいことの融通がききやすく、あなたらしい旅が楽しめます。
モロッコを心ゆくまで満喫したい方は、ぜひMorocco Travel Destinationsにお問合せください。